私が「 子供へのお金の教育 」について考えはじめたのはコロナ禍でした。
昨今の世界情勢もあり、物価自体どんどん上昇。
物流が停滞し、欲しいものが手に入りにくいこともありました。欲しいものがあっても前より高かったり、以前と同じ金額で買えても中身が減ったと感じたころでしょうか。
そんなとき、ふと見た子供の貯金通帳の利子。
これだけ物価が上がり、生活が苦しくなっていくことが予想されるなか。
利子はたったこれだけかーい!
そう思うのはきっと私だけではないはず。これからの情勢を考えても「子供へのお金の教育」は必要不可欠。
それにはまず、親である私が「 価値あるお金の使い方 」を見せることだと思います。
なにから?
そもそも私自体が金融教育を受けたこともなく、いったいなにからやればいいんだ??
とにかく、私も子供もこのまま銀行にお金を預けていてはなにも変わらず。減ることはないけれど、増えることはほぼ皆無。
たいした金額ではないものの、今すぐ使う予定はなし。それを元手に少しでも増やす方法がないか考え始めます。
今の世の中、スマホでちょっと調べれば山ほど情報が出てきました。
そのなかから自分に合った方法、メリット&デメリットも把握したいのですが、情報がありすぎてどれを選べばいいのかがわかりません。
しかも、自分だけならともかく、子供の貯金も増やしたいとなると失敗はしたくないので慎重になってしまいます。
そこで調べていくうちに、「お金の運用を学ぶのはおもしろい」と感じ始めました。
実際に私が始めたこと
そこから実際に私が始めたこと、結論から言うとNISA。
新NINAが始まる前に重い腰を上げ、まずNISAの仕組みを知ることからスタート。
仕組みを理解したあとは、「どこの証券会社で?」「なにを買えばいいんだ?」とか、証券会社に関連する銀行の金利などを調べ始めます。
金融業界に知り合いもいないので、私は本を数冊借りてきました。手に持っておきたい内容がある場合は本を購入。
私の場合、スマホでパッと見ただけでは頭に残りにくく、活字でじっくり見返すことが合っています。読む時間を確保できず延長することもしばしばでしたが、コツコツ覚えるようにしました。
やがて、簡単な言葉や仕組みはわかるようにはなったものの、今でも金融素人。NISAをはじめた当初は「昨日よりこれだけ増えた減った」と一喜一憂していましたが、今はほぼほったらかし。
とはいえ、必ずしもいい時ばかりではないとわかっているので、「だれかがやっているから私もやる」のではなく、自分で考えてリスクの取れる範囲と決めています。
もとは、長年見ぬふりをしてきた「預金利息の少なさ」に改めて驚愕したことがきっかけ。
でも、それを機に今まで考えたこともなかった地政学を含め、お金の運用や仕組みに意識が向くようになりました。
子供にどう教える?
自分がお金について勉強していると、子供へのお金の教育について関心が向いてきました。理由はカンタン。
私自身、もっと早くに知っておけばよかったと思ったから。
おそらく、今までに何回か機会はありました。
株に興味を持った二十代の頃や、早くからお金の運用に目覚めた友人から『 金持ち父さん貧乏父さん 』の本を勧められたときなど。
でも、リスクが怖くて理由をつけては行動に直結せず。友人に誘われても「それ怪しくない?」と思い、実際に行動に移すことはできませんでした。
子供のころから正しくお金について学ぶ授業 があれば、今ごろ人生違っていたかもと思いませんか?
子供に試したこと
結論から言うと子供に試したのは三つ。
本
理由は本を読むのが好きなので、イラスト入りでわかりやすいお金の仕組みがわかる本をプレゼント。
正直、今はまだ興味がなくて最後まで読んだかも怪しい感じ。でも、私が読みたいのもあり、いつでも子供が手に取って読める場所に置いています。
病院など待ち時間がある場所は親子とも本を持っていくことが多いので、いずれは読んでくれると期待を込めて。
株アプリゲーム
検索するといくつか出てきますが、実際ある銘柄の株を売買するゲームアプリ。
これは親子で競争するくらいハマりました。最近することはなくなりましたが、自分の買った株が「増えた減った」と話がはずみます。
コロナがあける前だったので、「たとえばコロナが終わったらこんなものが流行るかも。じゃあ、それを扱う会社はどこ?」という簡単なところから。
株はリスクがつきもので躊躇しますよね。
実際に売買しなくてもふとしたニュースから世の中の情勢を思い浮かべつつ、「この株買ってみようかな?」とゲームで疑似体験するだけでもかなり楽しめますよ。
リサイクルショップ
まとめ:まずは親から
私自身、「もっと早くにお金の仕組みを学べばよかった」と思う今日このごろ。
興味があればともかく興味がないのに親がとやかく言っても、今はまだ子供の頭に入らない様子。
そんななか、最近私が子供によく言うのは自分にとっての「価値あるお金の使い方」。
私も散々まわり道してきましたが、今からでもそれを親が見せることが「子供へのお金の教育」につながるような気がします。