災害はいつおきるかわかりません。
突然やってきます。
「最低限なにをどれだけ備えればいいか」は調べればわかります。でも、調べれば調べるほど「どこまで備えれば?」と思うことも。
なので「日常生活になじむ防災」をいくつか実践中。
今回はわが家の 防災トイレ事情 についてご紹介します。
トイレがないと?
日常で「長期間トイレが使えなくて困った!」という経験がありません。
被災した状況でトイレがなかったらどうなるか、どんなことに困るのか。実際わかりません。
それを体験するために時々子供と練習。自分で試す、これが重要。
まず想像する
「一日何回トイレに行くのか」数えたことはありますか?
生理現象なので我慢できません。トイレの回数を減らすために水分を控えた挙句、体調を崩すなんて本末転倒。
南海大地震がくると言われている四国なので、トイレは使えないと考えています。建物の倒壊や断水、停電などにより使えないことが大前提。
排泄に関わるものでパッと思いつくのは、トイレ・トイレットペーパー・ごみ袋・紙パンツ(下着)・おむつ・おしりふきなど。
1日分の携帯用トイレを準備するならば、人数✖️1日の回数。かなりの数が必要ですね。
簡易トイレ
わが家の簡易トイレはダンボール製。段ボールベットを作る会社の製品なので、しっかりしており座っても安定。
漏れを防ぐため、ゴミ袋は二枚がおすすめ(写真は一枚)。緑のテープは汚れても拭き取りやすくするために応急的に貼りつけたもの。汚れても拭き取れるので安心。
子供と組み立てて実際に使用済み。何回か組み立てたことがあるので3分ほどで完成。
若干かさばりますがトイレが遠いキャンプ場で大助かり!
実際に試すと なにに困るか?なにが必要か? 見えてきます。
よかった点・困った点
水場が遠い場所で1泊2日簡易トイレを使っての感想。
・トイレを我慢しなくていい
・どこでも使える(持ち運べる)
・トイレ専用の個室がほしい(人の目と臭いが気になる)
・こまめに始末しないと中身が重くなり臭う
・トイレの回数だけごみが増える
・毎回大きなゴミ袋だともったいないし、かさばった
・お尻が少し拭きにくい
・アルコールティッシュで手を清潔にしたい
トイレグッズのまとめかた
あまった衣装ケースに最低限のトイレグッズをまとめ置き。
凝固剤約130回分。家のトイレにゴミ袋をかぶせても使えるので必須。
女性用紙パンツ、携帯ミニトイレ、おしりふき
トイレにかぶせる黒いゴミ袋、消臭袋、ごみ袋。
最初は漏れ防止に黒いゴミ袋を二枚重ね。でも、その分ゴミがかさばります。中をスーパーの手提げ(大)でお試し。
新聞紙とトイレットペーパー
トイレの後、凝固剤で固めてゴミ袋を縛っても臭いが気になりました。消臭袋があれば安心。
ズボラな私は芯を交換するのが面倒くさい。ふだんから芯がない長尺タイプのトイレットペーパーをまとめて購入。
全部出してみると凝固剤以外は数が少ないですね。アルコールティッシュ、使い捨て手袋が入ってないので追加しました。
携帯用トイレ
車にも備蓄しているのは気軽に買える携帯タイプ。
女性の方は一度試しておくといいです。
男性には簡単ですが、女性にはコツがあるのか少し難しいと思いました。
なので私にとっては、今後の課題のひとつです。(女性は介護用おむつのなかに入れるパッドなどが使いやすいかも)
とにかく、備えておけば高速でトイレに困っても安心。少しずつ買って家と車に常備しています。
山のトイレ
とにかく山のトイレはすばやく済ませたい。外国のロングトレイルだったかYouTubeで見た方法を取り入れています。(私は素人登山なのでこれしか知りませんが、ほかにいい方法があるかも)
混雑したトイレを使うとき、人が待っていると思うと焦る。そんなときに知っておくと便利!
これは登山やキャンプで実際使用しているトイレセット ↓
スコップで穴を掘る経験まではないので最低限だけ。困っても石や枝、雨具やシートで隠せばなんとかなる!
カラビナをつけた撥水性のあるポーチにひとまとめ。右端のトイレットペーパーは紐で首にかけたり、どこかにひっかけることが可能。
ジップロックのなかに紙を折りたたんだものを数セット用意。これで山でササッと済ませられます。
まとめ:試しておけば憂いなし
生理現象のひとつ、排泄。
人間が体を維持するために起こるもので我慢できないもの。トイレが近くにある安心感はとにかく大きいです。
わが家はたまたま段ボール製ですが、便座がポリ製のタイプもたくさん売られています。
まずは、自宅のトイレにゴミ袋をかぶせ吸水用に丸めた新聞紙を入れ、水が流せない状況を体験するといいかも。
実際に試していれば、いざというときに慌てません。
災害に備える一つの手段として少しでも誰かのお役に立てることを願っています。