私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。
引用:砂浜美術館HP
高知県西部・黒潮町にこう謳っている美術館があります。
そこにある入野海岸は長さ約4km・幅約200m。白く広い砂浜を持ち、日本の渚百選にも選ばれたほど。
また一年を通してサーフィンを楽しむ人の姿が見られ、クロマツの松原&らっきょう畑でもよく知られています。
その砂浜で毎年行われている『Tシャツアート展』。1989年から始まり、今年(2024年)は第36回目。
水平線と青い空、白い砂浜でひらひらと舞う自分だけの一枚を探す旅。そして、忘れたころにやってくる潮の余韻。
よりみちしつつ、黒潮町の『Tシャツアート展』に行ってきました。
アクセス
高知駅から特急(中村行き)に乗る
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土佐入野駅で下車(約1時間35分)
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徒歩11分
高知自動車道四万十町中央ICで高速を下りる
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信号を左折して国道56を進む
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四万十町西ICに入る(信号を左折)
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黒潮拳ノ川ICを下りて左折
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国道56を進む
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道の駅ビオスおおがたへ入り、松原を目指せばやがて到着
よりみち
Tシャツを探す前に、いざ腹ごしらえ。『道の駅なぶら土佐佐賀』は黒潮拳ノ川ICから約10分。
お昼にはまだ早い時間でしたが、すでに車やバイクがいっぱい。私は「絶対においしいたたき」を食べたいので、なぶらは外せません!
わらで焼かれるカツオ。小さいので、これがハランボ(カツオの腹でトロ部分)かな?
↓このお品書き以外に丼ものあり。食券を買うと自動で掲示板に番号が表示されるセルフ形式。
元祖の食べ方、たれたたき定食。
しょうがで食べる県もありますが、高知県はにんにく。たれにゆずを混ぜて食べるのが好きなので、家族の注文した「塩たたき用ゆず」を拝借しています。
塩たたき定食。(本来はゆず付き)
このままつぶつぶの塩で食べてもおいしいですが、ここのゆずと食べるとめちゃくちゃおいしい!
塩たたき丼、いうまでもないでしょう。
ポットに出汁?があったので途中かけてみたところ。サラサラと食が進み、新しい食べ方を発見!
カツオのぼり
食べ終わったあと、外の看板を見ていると。
鯉のぼりが見えたので行ってみたところ。よく見たらカツオの姿60匹。
どうやら、五年ぶりの『カツオと鯉のぼりの川渡し』だったよう。
Tシャツアート展
『道の駅なぶら土佐佐賀』から約20分で入野海岸に到着。
この浜でもうまくいけば、香川の『父母ヶ浜』に似た水鏡状の写真が撮れますよ。
協力金300円(中学生以上)を支払い、入場します。
期間限定のポストもあり、実際に投函OK。
こちらは砂で作られた“大きなくじら“。
入野海岸にはピンク色のハマヒルガオがたくさん咲いています。
毎年、写真映えするスポットがところどころにあり、
雲が多めの日でしたが、
青空だとさらに映えそうですね!
写真・絵・書道だったり。一枚一枚違うよさを感じます。
海のなかの小さい黒い点々は波待ちのサーファー。
海風に舞うTシャツ、気持ちよさそうな一日でした。
概要
2024は5月1日〜6日が開催日。砂浜マラソンやウエディング、ビーサンを飛ばすなどのイベントなどあり。(詳しくは→砂浜美術館(公式サイト))

出典元:第36回Tシャツアート展パンプレット
みなさんのお近くの町でもありましたら、ぜひ出してみてくださいね!

出典元:第36回Tシャツアート展パンプレット
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まとめ:潮の記憶
黒潮町に美術館がないのは知りませんでしたが、この景観こそがアートそのもの。
水平線と青い空、そして白い砂浜でひらひらと舞うたくさんのTシャツ。砂浜で探した記憶が薄れはじめたころ、潮風の気配漂うTシャツが送られてきます。
旅の途中によってみるも、自分だけの一枚を探す旅にするのもよし。
潮の記憶がよみがえる旅、参考になれば幸いです。