もうすぐ母の日がやってきます。
私は、毎年第何週だっけ?と確認しがち。
いつも両親の好きなものを贈っていましたが、去年から少し趣向変えています。
花や食べものに添えたのは、防災用品。
去年プレゼントしたのは、ヘルメット。防災用ヘルメットを持っていなかったため、贈ってみました。
今年はトイレ用品と決めています。贈りものに迷ったとき、防災ギフトを贈りませんか?
選び方
私自身は防災用品をある程度は備えており、ふだんから試しています。
家族全員、枕もとにはこれを常備。
・靴&靴下
・ヘッドライト
・手袋
以下のものは、家族人数分(7日分)は確保済み。
・トイレ用品
・食料品
いざというときに困らないよう実際に子どもと食べたり、防災用トイレも体験済み。
ただし、実家の備えは問題あり!
「あったらいいと思うけど」と親は言いますが。高齢になると、なかなか腰が上がらないものですよね。
私もそうですが、どれを選んだらいいかわからないのかもしれません。
基準
そこで、去年から趣向を変えてみました。私が「親への防災ギフト」を選ぶ基準は、
今回、私がおすすめするのは、
・トイレ用品
・水
・灯り
・アルファ米
(魔法のかまどごはん)
・モバイルバッテリー
(ポータブル電源)
・消火器
・防災リュック一式
太字になっているもの以外、「数千円〜1万円以内」と贈りやすい価格帯にしてみました。
みなさんの防災ギフト選びの参考になれば幸いです。
ヘルメット
まず、私の防災ヘルメットは折りたたみタイプ。オサメットです。
玄関に自転車ヘルメットを置いていますが、人数分だと場所を取るのが困りもの。
その経験から、たためる防災用ヘルメットのオサメット。子どもの枕もと用にも買いました。
箱の厚さ約5cm。薄いのでどこの棚にも置けます。箱を横にしても、
縦にしても置ける、絶妙なA4サイズ。
棚に置いても違和感ありません。隙間にサッと入る薄さはやっぱり便利ですね!
家だけでなくて、職場用で「1人に1つ」もありでしょう。
使い方
厚み自体は、3.5cmほど。
頭にのせてツバを下へ引っぱると、
開きます。
よく丸型ヘルメットより浅く感じるものの、「国家検定合格品」なので品質は保証されています。
内側にある黄色部分(3ヶ所)を押してからたたむと、先ほどのように薄くなります。
トイレ

一人当たり、トイレ1日分の備蓄目安は?
これ、ご存じでしょうか?

一般的には5回
と言われていますよね。
私はトイレってめちゃくちゃ重要だと思っており、「1日7回」計算で備蓄中。
1人が1日7回トイレに行く場合、7日分だと、
人数 | 1日分 | 7日分 |
3人 | 21 | 147 |
4人 | 28 | 196 |
5人 | 35 | 245 |
私はつい最近も凝固剤を追加購入したばかり。

トイレって我慢できないから
・防災ポーチ
・防災リュック
に入っているものを含めると、ザッと計算して約250回分は備蓄中。
実家は簡易トイレ自体は持っており、凝固剤などを含めたトイレ用品全般を多めに贈ろうと思います。
初めてなら
初めてなら「個包装タイプの凝固剤」が使いやすいです。(写真右側)
1回ごとにゴミ(包装)は出ても、量が決まっているから使うときに迷いません。
私が防災ポーチなどに入れているのも、このタイプ。
大容量タイプは自分で振りかけるため、最初は使う量がわかりにくいです。
使い慣れてきたら、大容量タイプがいいかも?
ついでに、以下のものも忘れないようにしましょう。
・使い捨て手袋
・ウェットティッシュ
特に、私が気になったのはニオイ。

暖かい季節でなくてもニオイが気になった
贈りものにするなら、「ニオイがしにくい防臭袋とセットのタイプ」もいいですね!
人&体調によっては「パッドの方が使いやすい」など、見えてくることがきっとありますよ!
・トイレに関する備品も必要
・贈りものなら全部揃ったセット
水分
1人1日3リットル。7日分だと1人当たり21リットル。
以前は長期保存一択。昨今の物価上昇もあり、私は買いわけするようになりました。
野菜が取れないことを考慮し、私は野菜ジュースも準備しています。
長期保存
長期保存水は、通常のペットボトル入りの水に比べると割高。その分、賞味期限が気になりにくく、管理が断然ラク!
野菜ジュースも、長期保存できる缶タイプも備蓄中。
ローリングストック
・飲み慣れている麦茶(ペットボトル)
これらは、スーパーなどで安くなっているときに購入。
また、おやつ用として、紙パックの野菜ジュースを買っては消費しています。
私は、水分すべてをスーパーで買うわけではありません。
ネットで頼むと運ぶ手間が省けるため、セール&ポイントがお得な日などに注文しています。
贈りものにするなら、長期保存がきくものがおすすめですよ!
・普段から飲み慣れている味を備蓄
灯り
灯りといっても2種類あります。
・ランタン(懐中電灯)
一択なら、私はヘッドライトを選びます。

手が自由に動かせるのは、やはり最強!
でも、贈りものにするなら、私は軽量&電池不要なソーラーランタンのキャリーザサン。防災を兼ねるだけなく、やさしい灯りに癒されますよ。
親は「自分では買わない」と思うので、贈りものとして最適ではないでしょうか?
日光に当てるだけで、夜にはほんわかした灯りとして使えます。

ソーラーランタン「キャリーザサン」
サイズと色は2種類。
アルファ米
私の場合、主として備蓄したいのはやはり尾西食品・アルファ米。
メーカーを変えては食べ比べしており、気になるものは今も試します。
そのなかで「自分や家族の好みの味」があるのが、せんべいで有名な亀田製菓グループの尾西食品のアルファ米でした。
私は、白飯とわかめご飯を主に備蓄中。

腹もちがいい、赤飯もおいしい!
自分もそうですが、親世代ってやっぱりごはん。災害後の様子をテレビで見ても、早くからパンは配られていますよね。
米かパンかの一択なら、私なら「あったかいごはん」を親に食べさせたいです。
作り方
乾燥剤などを取り出し、袋のなかにある線までお湯(または水)を入れて混ぜるだけ。

ドライカレー味(尾西食品のアルファ米)
湯を入れて15分後。意外とふっくらしているのがわかるでしょうか?
袋が容器になるため、時間が経てば付属のスプーンでそのまま食べられますよ。
アルファ米だけではありませんが、食べものは好みの味を備蓄しています。
水分に余裕があれば、味噌汁などを追加しても喜ばれるでしょう。
私が野外でアルファ米と合わせてよく使うのはこちらの商品。
モバイルバッテリー
親世代が持ってなさそうなのが、この2つ。
・ポータブル電源
今や情報収集には欠かせないのが、スマホ。
モバイルバッテリーは日常でも役立つうえ、贈りやすい価格帯ではないでしょうか?
災害を考えると少し容量が大きいものがいいかもしれませんね。
ポータブル電源
金額に余裕があるなら、ポータブル電源。私が実際に使っているのがこちら。
日常的に使っており、重さ6kgちょっと。この程度なら女性でもまだ持ち運びしやすいです。
写真のものは販売終了し、電池もリチウムイオン電池タイプ。
近年発売されているものは耐久性に優れると言われている、リン酸鉄リチウムイオン電池が使われています。
ここ数年で格段に性能が上がっており、今度買うなら私はそちらの長寿命タイプと決めているくらい。
防災専用として買ったわけではないものの、これは買ってよかった防災用品!
災害重視ならやはり大容量。
カンタンに買い替えできる商品ではないため、よく考えたうえで検討することをおすすめします。
消火器
実は、最近気になるのが消火器。
意外と盲点だったのが、消火器自体の使用期限。
考えれば当たり前ですが、1年ほど前に消火器を買うまで私は気づかなかったんですよね。
実家に帰ったときに確認したところ、みごとに使用期限切れ!
調理をしている時間に地震が起こらないとも限りません。そう考えると「消火器もいいかな」と思っています。
防災リュック(一式)
もし、ご両親が防災リュックや基本的な防災用品をお持ちでないなら、一式揃ったものがいいかもしれません。
まず、基本の防災リュックを準備しておくこと。
ご両親だけでなく、ご家族自身もきっと気がラクになるでしょう。
そのあとで、ご両親の体調に合ったものを一緒に考えていくのも悪くないと思います。
まとめ
恒例の花や食べものだけでなく、私が親に贈ったのは防災用ヘルメットでした。
母の日・父の日には実用的すぎて、ちょっと意外かもしれませんね。
防災用品を贈るのは「親の命を守りたいという気持ちを届けること」だと私は思います。
母の日・父の日の贈りものに迷ったとき、防災ギフトを贈りませんか?
災害に備える一つの手段として少しでも誰かのお役に立てることを願っています。