もうすぐやってきますね、母の日・父の日。
毎年第何週だっけ?と確認しがち。
母の日は毎年5月第2日曜、父の日は毎年6月第3日曜となっています。
どちらの日も私は両親の好きなものを贈ります。
でも、今年は少し趣向を変えて安心をプレゼント。花や食べものにプラスして、防災用品もちょっと添えてみようと思いました。
実家の備えは、きっと私やみなさんの安心に繋がりますよ。
実家の備えを見直そう
実家のご両親がどれだけ防災用品を準備しているか知っていますか?
「自分の親は大丈夫」とか「しっかりしてるから備えているはず」と過信していないでしょうか?
実は、私自身がそうでした。
自分のためにも一度確認してみてくださいね。別の目で見れば、意外とまだ持っていないものがあるかもしれません。
実家の場合
私の実家は、家の中や屋外にある倉庫に防災用品を置いています。
ちょうど、一年前に確認する機会があったものの、親が準備したものは私から見ると全然足りない!
一気に揃えるのは大変なので、今回は命に関わるものの中から選びます。
とは言っても、防災用品すべてが命に直結。
家が崩壊しない限り、水や食べものなど少しはあるのを知っているので、最優先として命を守れるものを考えます。
・地震が起きた時や直後にないと困るもの
私の実家の場合は「ヘルメットとトイレ用品」が候補になりました。
ヘルメット
ちゃんとした防災用ヘルメットがなかったので、これは即決!
まずは、親がよくいる場所にヘルメットを置いてもらう予定。日中はリビング、夜間は寝室になるでしょう。
部屋ごとにあればいいのですが、それを言うと数が必要。
・夜は寝室へ持って行く
ヘルメットが近くにない場合を考え、とっさの時に頭を守れる代用品(クッションなど)を置く提案もしておきます。
トイレ
排泄は生理現象なのでトイレは必須。
ニュースでよく聞くのが、トイレに行きたくないから水分を控える。これでは間違いなく体調を崩しそうで心配です。
実家は簡易タイプのトイレは持っており、トイレットペーパーの備蓄はバッチリ!
でも、以下の備品が全くありません。
・凝固剤
・手を拭く用のアルコールティッシュ
・使い捨て手袋
「トイレがあっても使えない」ことがないよう、トイレに関する備品が必要。
おそらく、親からすれば既にトイレはあるという認識。トイレ周りの備品にまでは、意識がいかなかったのでしょう。
親の目だけでなく、子の目で防災用品を見る必要性を強く感じました。
今後の課題
今後気になるのは、実家の耐震性や家具の固定。(能登半島地震では死亡原因の約4割が圧死)
実家は耐震基準に沿っているものの、昨今の被害を考えるとどこまで耐えられるのか気になるところ。
耐震診断を受ける以外で、被害を最低限に抑えるために今すぐ出来ることは、
②家具の固定
実家の大きな問題点は、上記②。
↓
固定済みもあるが改善の余地あり
↓
早急に固定が必要
固定ができれば下敷きになる確率もグッと減るので、すぐ近くに住んでいない私としても少しは安心です。
私の課題
実家の課題がもととなり、わが家の課題も浮き彫り。
能登半島地震が起きたとき、石川県に住む友人が気になりラインしました。すると、「食器棚にストッパーがかかり、扉が開かずに助かった」とのこと。
これがきっかけで、手付かずだったわが家の固定を見直し。もともと高い家具は寝室になく、冷蔵庫も固定済み。
上の写真はコチラのタイプ。天井と冷蔵庫との隙間は38cmくらいなので、Sサイズがぴったりでした。
固定できてない場所がほかにもあるため、家族がよくいる場所を重点的に進めています。
そのほかの突っ張り棒のサイズを探すなら、
↓
アイリスオーヤマ公式 楽天市場店
できれば、下には転倒を防止する板をかませておきましょう。より、倒れにくくなるため、タンスなどにもおすすめします。
簡易な対策
今回私がやったことは、100円ショップで買える簡易的で穴を開けず&工具がいらない方法になります。
・ホコリがつきやすいので、効果が薄れているものは新品と交換
家具固定について思うこと
本来なら、家具の固定はL字金具など「頑丈なもの」を使うべき。
「家中、固定するとかなりの費用になるし」と、去年ダメもとで自治体に聞いてみたところ。
家の耐震工事は補助金があるけど、固定するものには補助なし。
「小さな部分に補助が広がれば、もっと家具の固定が浸透するのに」と思いました。
耐震診断や耐震工事はすぐ行動に移せなくても、小さな固定ならすぐ出来ます。
それで減災できるなら、やってみる価値はありますよね!
自治体によって違いがあるかもしれませんので、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
まとめ:実家の備えは子供の安心
話が外れてしまいましたが、「母の日」「父の日」に防災用品を贈るなんてちょっと意外かも。
親へ贈る安心は自分への安心。防災用品を贈るのは「親の命を守りたいという気持ちを届けること」だと私は思っています。
すぐに駆けつけることは出来なくても、「あれがあれば、しばらくは大丈夫」と少しは安堵できるでしょう。
でも、物を贈らなくてもいいんです。
帰省の時でも電話でも、一度実家の備えを確認してみませんか?
災害に備える一つの手段として少しでも誰かのお役に立てることを願っています。