一年のなかでもっとも暑い、夏到来!
風が吹けば、涼しい高原。姫鶴平から天狗高原へと車を走らせるには、絶好の季節かもしれません。
そのうえ、晴れた日はどこを見ても超絶景!
圧倒的な空の近さを感じ、真っ青な空にモクモクわいた白い雲。連なる緑の山々と白い石灰岩。
そして、むしゃむしゃと牧草をほおばる牛が見られる放牧シーズン!
同じく“ 天空の道 “といわれるUFOラインと比べれば距離も短く、行きやすいルートも選べます。
今回お届けするのは、四国カルストの夏景色。
「四国カルストに行ってみたーい!」、そんな方の参考になれば幸いです。
寄り道
今回、ちょっと寄り道。四国カルストのふもとにある『雲の上の図書館』。

寄り道するには絶好の立地!
建築を見に来られる観光客も多い図書館。今回、新しい魅力を発見。

・2階 フタつき飲みものOK
・愛媛県民と高知県民は登録すれば図書カードが作れる
(本はここで返却or郵送)
・梼原町に宿泊する人も一時的に借りられる
(書類が必要だったはず?)
1階の図書カウンターでカードゲームの貸し出しがあり、子どもたちが楽しそうに集まっています。
特に印象的だったのは、

“〇〇してはいけない“をなるべくしていません

図書館なのに?!
「時代に即した柔軟な図書館」と思える出来事でした。
図書館でのんびりしたあと、今日の宿泊地『星ふるヴィレッジTENGU』キャビンに到着。

日の入り
6月・7月あたりの日没時刻は19時台。日没前、西の空が見晴らせる姫鶴平へ向かいます。

山肌に影は落ちはじめていますが、まだ空は明るい。

道路脇にはすでにたくさんの車が停まっており、本格的なカメラの方も多いです。

キャンプ場から見ても最高!

毎回、空模様が違うため、

いつもこんな景色とは限りません。

日没後、ゆっくり変わる空の色が、

とても印象的。

南東から少しずつ視線を右にズラせば、

南西は水色。

西はオレンジ色。

北はピンク色。

空がピンク色に輝く夕暮れと、

北の空が深い青へと包まれていくのを、

ずっと見ていたいくらいでした。

星空
暗闇まで姫鶴平にいなかったのは、『星ふるヴィレッジTENGU』でスターウォッチングを楽しみたかったから。

・20時半〜約40分
・天候により中止の場合あり
私のスマホでは星空が撮れず、見えたものに近いイメージ映像をお借りしました。↓

写真はイメージです
濃霧に包まれると夜のトイレへ行くにも視界0なのが四国カルスト。
スターウォッチングができるかは、ホントに天候次第!
この夜、頭の上には天の川。

季節を変えてまた来たい
そう思えるくらい、最高のスターウォッチングだったのです。
こんなところで?
星空を見終わるころ、ふわーっと。

これ、ホタル。なんと、標高約1399mにホタル。
山岳地図では、少し離れたところに何ヶ所か水源があるよう。「きれいな川の近くにホタルはいる」と思っていたため、こんな場所で見られるとは思わず。
たくさんいたのではありません。
でも、一匹だけではなくて、山頂の暗闇にふわっーと飛び去るホタルをほかにも見かけた夏の夜でした。
日の出
翌朝、痛恨のミス。

外を歩く話し声で目覚めたものの、日の出時刻の約1時間前のはず。

あれ?空が明るい??
就寝前、日の出時刻は確認済みでしたが、展望台へ大急ぎ!

車を停めて東の空を見た瞬間、頭をよぎる鬼滅の刃。しかも炭治郎ではなくて、鬼の気分。

夜明けが近い!!
北を見ると、まだ薄暗い。でも、どうやら牛はモゾモゾ起きているよう。

車のライトからすると、西の姫鶴平は霧?

三角屋根へ急ぐと、完全に夜明けが近い感じ。なんと、時計の数字を見間違い!
私が見たかったのは、ブルーモーメント。

すでに、空の青はどこへやら。

でも、これはこれで幻想的。

『星ふるヴィレッジTENGU』がある東の空は、

霧に包まれていますが、

やがて、朝日が見えはじめます。

後ろを振りかえれば、ピンク色。

このあと、姫鶴平へ行ってみると、

山の後ろからまぶしい朝日が顔を出し、

スッキリとした爽やかな朝を迎えていました。

天狗高原へ帰る道、さっき通ったばかりなのに早くも霧。慣れましたが、これがカルスト。

同じ場所で南をみれば、スキッと青空。「朝はいつも雲海」と思っていましたが、どうやら今朝は違うよう。

霧のなか、ゆっくり走れば大丈夫ですが、

日の出を撮った場所さえ見えません。

夏景色
ハンカイソウ。花がお好きな方にもいい季節でしょう。

晴れた日には、

夏の四国カルストらしい、

青と緑のコントラスト。

このカルスト大地を、

ドライブしてみては、

いかがでしょうか?

きっといい記念になりますよ。

まとめ:夏の四国カルスト

私の場合、夕日を見るなら姫鶴平。朝日を見るなら天狗高原。
晴れていればどの景色も絵になるのは、やはりここだからこそ。
季節や天候、時間によってまったく景色が違うため、飽きることがない四国カルスト。
UFOラインと比較しても抜群に眺望が開けているため、ドライブルートとして最適解!
風が吹けば、涼しい高原。姫鶴平から天狗高原へと車を走らせるには、夏は絶好の季節かも?
「四国カルストに行ってみたーい!」、そんな方の参考になれば幸いです。




