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【瓶ヶ森・愛媛】アクセス。登山シーズン到来!気軽に山を楽しもう

愛媛

7月に入って日本百名山のひとつ、富士山の山開きのニュースが流れていましたね。

山の数え方は、1座2座が多いかも?もともと、「山は神様が座られている場所」という考えからくるそうです。

四国にある日本百名山は、

・石鎚山(1,982m)・・・西日本最高峰
・剣山 (1,955m)

それらの山には及びませんが、日本三百名山に入るのが石鎚山系の瓶ヶ森。

石鎚山を望みつつ、一面に広がる緑の笹原と青い空。濃く深い緑の山々とのコントラストが見事です。

本格的な夏山シーズンが始まる前に瓶ヶ森の景色をお届けします。最低限の準備は必要ですが、気軽に登れるのがこの山の魅力ではないでしょうか?

「山登りを始めてみたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。

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アクセス

おもな行き方としては、2通り。県道40号も通れますが、大型車&山道に慣れていない方にはあまりおすすめとはいえません。

愛媛県久万高原町方面

①石鎚スカイライン入口

瓶ヶ森登山口駐車場

・時間 約42分
・距離 約27.3km
【石鎚スカイラインの注意点】
・時期によって通れる時間帯が違う
・通常でも夜間は土小屋付近やスカイライン入口のゲート閉鎖あり
・冬季閉鎖あり(12/1〜3/31)

例えば、日暮れが早い9/1〜11/30の場合、7時開門18時閉門

この場合、遅くとも17時30分前までには土小屋付近を出発した方がいいと思います。くれぐれもご注意ください。

愛媛県西条方面、高知県いの町方面

②寒風山トンネル横

瓶ヶ森登山口駐車場

・時間 約50分
・距離 約24km
【UFOラインの注意点】
・11月下旬〜4月中旬まで冬季閉鎖あり
・土砂崩れなど道路状況によっては閉鎖あり
それ以外は通行不可な場合を除き、24時間通行可能

・気軽に登れるとはいっても、石鎚山系全般に重大事故は多発
石鎚山系公式WEBサイトにある「安全に山を楽しむために」「石鎚山系安全登山マップ」が参考になります
(いくつかの地点のライブカメラもあり)

注意点

瓶ヶ森へ行くには、晴天でも道がかなり険しいです。

南へ流れる霧

四国の瀬戸内海側に近いためか、霧もよく出ます。北の山肌を沿うように霧がやってきて、南へと流れていきます。

瓶ヶ森登山中、北側から霧に包まれたことも何回か。山が霧に包まれていく姿、霧が流れていく姿はゾクゾクするくらい幻想的!

ですが、道中の運転はかなり注意が必要。

石鎚スカイラインの土小屋までは霧がなかったのに、着いた途端に霧。土小屋の北側が真っ白な場合は「この先は霧」と思ったほうがいいです。

霧が出た日に私が気をつけるのは、山荘しらさ〜瓶ヶ森第1駐車場手前の子持ち権現辺り

ここは、晴天でも崖の横を通るカーブが続く気が抜けない道。霧で引き返したくなっても、待避場がない&視界不良で道が見えません。

壮大な霧景色に気を取られると、前後から車&バイクのライトが現れます。

天候次第で無理に行かないのも一つの手。四国カルスト同様、霧が出ることを覚えておくといいでしょう。

行く前に先ほどのライブカメラで確認するといいかも

寒風山登山口

今回出てくるのはこのルート。道はもちろん、くねくね山道です。

寒風山登山口付近に到着。手前にも臨時駐車場があります。

右の建物がトイレ。山からの水が出ていれば、外にある黒いホースからも水が流れています。

こちらが、寒風山登山口。見ればわかりますが、かなり急。

コースタイムの看板もありますよ。

トイレにも「熊らしき動物」についての注意喚起が貼られています。

UFOライン

冬期は閉鎖されるゲート。ここを通って、UFOラインへ向かいます。

隧道ずいどう、いわゆるトンネルがあるのも瓶ヶ森ならではの感ですね。

左の山は、自念子ノ頭じねんごのあたま。晴れていたら、ここはいかにもUFOラインなのにちょっと惜しい。

帰りに反対側から見た様子。(東黒森登山口付近)青空に緑が映えていました。

そろそろ、瓶ヶ森に到着です。

瓶ヶ森

駐車場

ここは登山口へ続く第1駐車場。第2駐車場もすぐ近くにあり、両方合わせるとかなりの台数停められます。

連休の行楽シーズンは混雑しますのでご注意ください

登山しなくても、ここで山を眺めながらのんびりしてもいいでしょう。

道中にはアザミがあったり、笹をかきわける場所も出てきます。長いパンツ&手袋は忘れずに。

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トイレ

道路横の登山口前にトイレあり。トイレットペーパーはありますが、念の為持って行った方がいいかも?

この日は外の水が出ておらず、ウエットティッシュを持参。登山後に休むこともできますよ。

山頂(女山)へは、男山経由でも避難小屋経由でも到着可。

登山口から男山

トイレ前の道路を渡ると、すぐ山への道があります。

上がっていくと、すぐ分岐の標識。

今回は、右側の男山経由で女山へ。

笹原が四国の山らしい雰囲気ですね。

男山へは、ずっと上りが続きます。

UFOラインを眺めつつ、水分補給でひと息入れて。

この白骨樹も瓶ヶ森らしい景色でした。

足元は、石がゴロゴロ。気をつけましょう。

岩場はここだけ。足をかける場所やロープもあるので、登りやすいです。

男山到着。

時間と体力さえあれば、山から山へと縦走してみたくなる景色!

水分補給をして女山を目指します。

そういえば、入口でYAMAP起動していました!ここまで23分。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)


男山から女山

目の前にすぐ見えているのが、女山。

雲の合間に、石鎚山。手前の笹原、氷見ニ千石原ひみにせんごくばらと呼ばれています。

石鎚山から右に見えるのは、今治かな?

男山からの道はこんな感じ。

7月なので、くもりでもかなり蒸し暑い。女山までもう一息!

以前、小雨の降る日にこの道を走ってくる人に会い、「トレイルラン」というものを初めて知ったのが瓶ヶ森でした。

後ろを振り返れば、男山が遠くに見えています。

夏の青空を眺めながら歩いていると、

女山に到着。

瓶ヶ森、1,897m。

西条方面かな?意外と海が近くに感じます。

YAMAPを確認すると、登山口からここまで約40分。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)

山頂は風が強く、片手で持つにはずっしり。今度は、青空の日に来ようと思います!

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女山から避難小屋

雨具を忘れていたため、石鎚山を見ながらすぐに下山開始。

下りこそ気を抜かず、小さく進みます。

道としてはこんな感じ。

蒸し暑さで体力を奪われるものの、眺望に癒されますよ!

看板があるので、迷うことはありません。

東之川との分岐。避難小屋のすぐ近くでした。

小屋周辺には分岐や踏みあとがいくつかありますが、YAMAPがあるので道を間違えずに済みます。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)

バイオトイレや、

瓶ヶ森避難小屋もあります。

こじんまりとして、清潔。登山者の方もきれいに使っているのでしょう。

管理してくれる方がいるからこそ、安心して登山ができるというもの。ありがたいですね。

せっかくなので、ここでおにぎりを頂いてちょっと休憩。思った以上に水分を消費しており、道中は喉越しのいいパウチタイプのゼリーが重宝しました!

ひんやりとした山水が出ており、顔をじゃぶじゃぶ洗ってスッキリ!

避難小屋から登山口へ

白石小屋方面の分岐。

こちらにもわかりやすい踏みあとがついていました。

駐車場まで300m。

今回は行きませんでしたが、

瓶つぼは水も澄んでいて、とてもきれいなのです。水が枯れていないのも助かりますよね!

名残惜しいですが、石鎚山にサヨナラして帰ります。

石鎚山でご来光を見るなら、国民宿舎が便利!朝食のおにぎり弁当を持って、建物横から登山道へ合流できます。

最初の分岐地点に到着。

今回、YAMAPの標準タイムとほぼ同じくらいでした。(終了時の外気温:33℃)

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)


キャンプ場について

実は、私の長年の夢のひとつ。こちらのキャンプ場でのテント泊。

「涼しい秋に来よう」と確認に行ったところ、

あれ、道がない??

前は簡単に見つけられたキャンプ場への道が見つかりません。というか、行けない感じ?

どこの標識を見ても塗りつぶされており、ふしぎに思いながら帰宅。

女山から下る際にもテント場あとが見えるのに、なぜだろう??

あのテント場からの夕日。「今年の秋こそ!」と楽しみにしていたので、管理機関に確認してみることに。

おそらく、同じように思われた方&すでに問い合わせした方もいらっしゃると思います。回答を簡単にまとめると、以下になります。

もともと野営場としてあったが、笹を自然の形に戻すために廃止。

女山から下る際にも、何ヶ所かで上の看板を見かけます。

この一帯は国定公園であり、園地内キャンプ・オートキャンプ禁止の看板が以前から立っていました。

富士山ではないですが、昨今の事情を考えると自然を保護するために必要なのでしょう。

他の野営場(無料キャンプ場)が閉鎖されることがないよう、自然にも配慮しつつ、きれいに使っていこうと思いました。

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まとめ:気軽に山を楽しめる

気軽に登山気分を味わえ、四国らしい笹の稜線を楽しめるのが瓶ヶ森。

男山からUFOラインが見えるかと思えば、石鎚山の下に広がる笹景色。女山へ行けば圧倒的に空も近く、視線をずらせば瀬戸内海。

帰り道には澄みきった瓶つぼも楽しめますよ。

山から山へと縦走できるのも瓶ヶ森を含めた石鎚山系の魅力ではないでしょうか?

今回は、本格的な夏山シーズンが始まる前に瓶ヶ森の景色をお届けしました。

「山登りを始めてみたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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