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【ポイズンリムーバー】使い方。アウトドアを安全に楽しむために持っているもの

自然あそび

野外に行くときに私がほぼ持参するのが、ポイズンリムーバー。

暖かい季節になればハチやアブ、ヘビなどの毒を持った虫に出会う機会が多くなります。今年もすでに、私はスズメバチやヘビに遭遇済み。

私の場合、アウトドアを安全に楽しむために不可欠なのが、ポイズンリムーバーを含む救急セット。

「これをすればよし」ではなく、あくまで応急処置。必ずあとで診察を受ける必要はあるでしょう。

今回は「ポイズンリムーバーの使い方」を私自身がおさらいするための備忘録です。

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ポイズンリムーバー

私が長年持っているのは『インセクト ポイズンリムーバー』。

重さ12gと軽量&手のひらよりも小さいサイズ。以下の理由から同じものを今回追加。

・私が説明書をなくした
・家族が各自で行動することが増えた

今のところ、私が悲惨な思いをしたのはネコノミのみ。

それ以外、私自身は特に虫が苦手(スズメバチ・アブ以外)ということもなく、毒虫に襲われたこともナシ。

ただし、家族がスズメバチに刺されたことがあるため、対策が欠かせません。

入っているもの

『インセクト ポイズンリムーバー』に入っているのは、この2つ。

・使用方法を書いた説明書
・ポイズンリムーバー

説明書は小さいですが、大事なことが書かれています。

使う前に必ず目を通し、「ポイズンリムーバー」と一緒に保管しておいた方がいいです。

本体

『インセクト ポイズンリムーバー』は引いて吸引するタイプ

①マウスピース(小口径を装着済み)
②シリンダー本体
③ピストンレバー

いざというときにだれにでもわかるよう、引っ張る方向をマジック書き。

メーカーによっては「注射器のように押すタイプ」もあります。
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使い方

自分や家族が咬まれたり刺されたとしたら、焦った私(家族)はこうなるのは間違いありません。

・全員が動揺する
・説明書を見る場合ではない

・使い方を瞬時に思い出すどころではない

山へ行くことが多いわが家の場合、対処法などは心得ておくべき。

これは、ネコノミから得た教訓。

説明書に書かれていることをもとにして、自分がわかるようにまとめてみました。

流れ

①慌てず、2分以内に使う
・該当者は動き回らない。慌てない。騒がない。
(毒のまわりを早くしない)

・遅くとも2分以内に使用し、応急手当する

・ヘビの場合、15分後の使用では効果が少なくなる
(30分ではほとんど効果ナシ)

②拡散を遅める処置をする

・毒がまわるのを遅くする(特に毒ヘビ)

・傷口から心臓方向へ5〜10cmほど上部をタオルなどでしっかり締める
(指1本ほど入るくらい)
・完全に血流を止めず、10〜15分ごとに90秒ほどタオルなどで締める
③処置前の注意点

・刃物やピンセットで傷口を広げない

・体毛がある部分を刺されたら、剃って吸引
(吸引効果を上げる)

④適切なマウスピースの使用

・マウスピースは傷口の大きさに合わせる

・マウスピースは一つで大と小として使える
(裏返してつけるだけでOK)

⑤吸引

・傷口にマウスピースをあてる

・ピストンレバーを引いたら約60〜90秒そのまま
(数回繰り返す)

・ハチや毒蛇は3分以上吸引する

⑥外し方

・外すときは、ポイズンリムーバーについた毒液を飛ばさない

・ピストンレバーを少し下げると外れる

⑦外した後の傷口の処置

・毒液は石鹸や水で洗い流す

・傷口は消毒、絆創膏があれば貼る

⑧外した後のマウスピースの処置

・手当が済んだら、マウスピースを(薬用石鹸などで)洗って毒液をすべて取り除く

・洗えるのは、マウスピースのみ。シリンダー本体は洗わない

⑨静かに移動して病院を受診
・毒のまわりを遅くする動作を心がける

注意事項

説明書には注意事項が10個書かれています。なかでも私が覚えておきたいこと。

感染を防ぐため、使い回しはできるだけしない
本体内部に血液が入った場合は廃棄
かまれた本人はできるだけ静かに移動させて診察へ向かう
まぶた&くちびるなど皮膚の敏感なところには使わない
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吸引力

吸引力が強いというわけではないかもしれませんが、吸ったあとにはしばらく跡が残ります。

小60秒、大60秒を一回やって数分後の様子。

「小さく丸くなった部分」に吸引されたものが出るようですね。

1人でも片手で吸引できます。説明書をよく見たうえ、時間を調整するといいでしょう。

私がもしもの保険として持っているのは『インセクト ポイズンリムーバー』

ほかにもいろんなメーカーから出ています。手を離しても吸ったままの状態(ロック機能)が保てるとラク!

先の部分が豊富&透明で吸引状態が見えるものもあります。(カラビナ付き)

対象動物

説明書を見たところ、『インセクト ポイズンリムーバー』は海にいる毒を持つ魚にも使えるようです。

参考:ポイズンリムーバーの説明書

海水浴には、毒を持つ魚やクラゲがつきもの。

病院へ行くまでの応急処置ではあっても、山だけでなく海にも持参すると安心でしょう!

蚊や私の苦手なアブも書かれているので、今度試してみたいと思います。

一緒に持っているもの

ポイズンリムーバーと一緒に入れているのはこんな感じ。

・消毒薬
・アルコール消毒綿
・鎮痛剤
・リンデロン
・ムヒ
・絆創膏
・虫眼鏡
・ピンセット
用途が重複するもの(重たい消毒薬)は場合によって持っていきません。
これらを小さいジップロップのような袋へまとめたうえ、目立つ色の撥水ポーチへ入れてすぐ出せるようにしています
絆創膏などは実際に里山ですれ違った方に渡したことも。
救急セットを持っておくとほかの方に役立つこともありますし、自分たちが助けてもらうこともあるでしょう。

そのほか、山へ行くときはスズメバチサラバ(100ml)を持っていきます。

最近通った登山道に薮が多かったため、マダニ取りも気になるところ。

野外を安全に楽しむためには対策を欠かすことなく、これからも自然遊びを満喫していきます!

まとめ:安全に楽しむために

安全にアウトドアを楽しみたいので、私はポイズンリムーバーを含めた救急セットを持っています。

「ポイズンリムーバーをすればよし」ではなく、これは応急処置。場合によっては、必ずあとで診察を受ける必要はあります。

今回説明書をみて気づいたのは、なにげなく持っている「水&手ぬぐい」の必要性。

・飲むだけでなく毒を洗い流す際にも使える
・汗拭きだけでなく止血にも使える
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