日本百名山でなくても登りやすく、人気がある瓶ヶ森。
山頂からは瀬戸内海、目の前には石鎚山も望めます。春夏の新緑、秋の紅葉。道は冬季閉鎖されますが、冬の樹氷も見事です。
その近くにあるのが、UFOライン。(正式名は、町道瓶ヶ森線)
近年景観が有名になったため、連休などには混むことが増えました。遠方から来られる方も多く、美しい景色をぜひ見たいですよね!
運転はうまくなくても、山道に慣れている私が「どこからが行きやすいルートか?」を考えてみました。
「UFOラインへ行ってみたい!」、そんな方の参考になれば幸いです。
アクセス

東黒森待避場近くの看板
おもな行き方は2通り。
②寒風山トンネル経由
石鎚スカイライン経由
まずは、石鎚スカイライン(無料)を通っていく場合。
ざっくりいうと、山の上と下(2ヶ所)に出入口のゲートがあります。(毎日、開門&閉門)
・山の下:石鎚スカイライン関門ゲート
駐車場にある看板を見たところ、西条市の隣の東温市からも抜けられるよう。
私が、愛媛県久万高原町から行く場合。県道12号から石鎚スカイラインへ入ります。

下にあるゲート
【石鎚スカイラインの注意点】
・時期によって通れる時間帯が違う
・通常でも夜間は土小屋付近やスカイライン入口のゲート閉鎖あり
・冬季閉鎖あり(12/1〜3/31)
愛媛県HPで確認するか、こちらのサイトが参考になります↓
石鎚山系公式WEBサイト

参考元:UFOライン入口の看板(25/5月)






寒風山トンネル経由
一方、寒風山トンネル側から行く場合。
寒風山トンネル横の脇道から上がります。GoogleMapを開き、「ルート・乗換」で以下を検索すれば、どんな道か予想がつきます。
・終点 : UFOライン東黒森待避場
この始点から細い1車線、所要時間は約73分。かなり蛇行した青い線が表示されるはず。(約18km)
実際、登山に向かう場合、こういう道はわりと普通。わかりやすく言うならば、崖や山の間を通る道。待避所はかなり少なめ。
広い場所があれば、私も車を停めて撮影しています。
ですが、大型連休は前方後方に車が続々と。停車している車があると行き違いしにくくなるため、その前後が混み気味。

ゆっくり景色を楽しめない
これに懲りたため、混む時期には行かなくなりました。
高知県側だと県道40号経由でも行けますが、大型車&山道苦手ならちょっと大変。

落石&くねくね山道
↓
県道40号
(左折を促す看板あり)
↓
白猪谷オートキャンプ場
↓
瓶ヶ森
↓
UFOライン




結論

行きやすいのはどのルート?

石鎚スカイライン
どちらを通っても蛇行する細い山道を必ず通ります。ですが、運転の疲れ具合が違います。
大きな分岐点からをまとめると以下。
↓
UFOライン東黒森待避場
・時間 約78分
・距離 約32.7km
運転が苦手な私のネックは、蛇行した細い1車線の道。石鎚スカイラインを通る場合。土小屋から細いので、
↓
UFOライン東黒森待避場
・時間 約53分
・距離 約15.5km
↓
UFOライン東黒森待避場
・時間 約73分
・距離 約18.3km
②と③、どちらを通って行きたいですか?
運転に慣れている場合や出発地点にもよるでしょう。ご自分の出発地点を入れて、行きやすい道を検討してみてくださいね!
私のUFOライン攻略法
運転がうまくない私の場合、いくつか攻略法があります。
土小屋経由はまだマシですが、寒風山トンネル側から行く場合。特に注意しながら運転します。
車種
日頃ハンドルを握ることが少ない友人&県外からきた友人には、こう言うでしょう。

レンタカーなら軽または小型
大型車でも山道に慣れていれば別かと思いますが、行き違いが大変です。
車間距離
前方を走る車がいた場合、「距離をとり過ぎる」のも考えものかも?理由は、

対向車クリア
アクセルを踏んだ瞬間、目の前に車&バイク!
これ、多いです。お互い「もう来ないよね?」と思った瞬間、意外と来ます。
落石も多いため、道路の端を通りにくいことも。それがカーブだった場合、対向車はちょっと膨らんで走ってくるはず。

対向車が過ぎたあと、後続車が見えなかったら?
この気の緩みを作らないため、私は前方車をあおるほどは近づきませんが、対向車から見えるよう(離れ過ぎない)にしています。
・薄暗くなくても林間はライト点灯
落石
実際、私が瓶ヶ森へ行った日の落石。これ、意外と大きい石でした。
すっかり忘れていましたが、かなり前に私はこの道でパンクを経験済み!
当時は「車に予備タイヤがあるのが普通」だったため、タイヤを付け替えて山道を帰っています。
エコ(燃費向上)のため、最近の車には予備タイヤが載っていません。天候が荒れたあと、落石や木の枝には注意した方が無難でしょう。
時間帯
「太陽が前から当たりにくい時間帯」のほうが、私は運転しやすいです。
その理由は、同じ道でも時間帯によっては対向車が目視しにくいから。
例えば、にこ淵に昼過ぎまでいるとして。
そのあとでUFOラインへ向かう場合、山の尾根を東から西へ車が走ります。対向車に注意しながら運転するにも関わらず、とにかく西日がまぶしい!
時間帯や天候、見え方の個人差があると思うので、気にならない方もいるかもしれません。
実際のUFOライン
皆さんが想像するUFOライン。こういう景色ではないでしょうか?
私がここを通るときに感じるのは、

この景色が見られる区間が短い
理由は多分、これ。↓
きれいに見る方法
UFOラインの東か西かによりますが、よりきれいに見える時間帯があることに気づきました。
ただし、季節(太陽の高さ)や天候も関係するでしょう。
東側から見た場合。西日だと山(自念子ノ頭)に影ができるので暗く見えがち。
わかりやすくいうならば、山(笹原)に日光が当たる時間がUFOラインがさらに見映えするということでしょうか。
朝早くに見たことはありませんが、西側から見る場合はおそらくその逆。


そんな日は方向関係なく、山肌に影が落ちて暗く見えがち。

映像のままのイメージで行くと、実際の眺望との差を感じるかもしれません。
ですが、晴れた日のUFOラインは非常に優美。四国らしい笹原&雄大な緑の稜線ともに、その景色をお楽しみいただけることでしょう。
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まとめ:行きやすいのは
細い山道を比べた場合。
一般的に行きやすいのは「石鎚スカイライン経由」だと個人的には思います。
寒風山トンネル側から行く場合でも、ゆっくり運転すればたどりつけますのでご安心ください。
ただし。どちらの道を通っても以下の点には気をつけましょう。
・落石
・ゲート閉鎖時間(期間)
・霧
「UFOラインに行ってみたい!」、そんな方の参考になれば幸いです。

