山で道迷いをした人に遭遇したこと、ありますか?
私、あるのです。登山道ではないところから、いきなり人!
私は初めて来た山を下山中。思いもよらぬ方向から突然出て来たため、さすがにびっくり。
帰路に着きながら思ったのは、「道迷いって本当にあるんだ」ということ。無事に帰宅できてこそ、次の山登りにつながります。
私の場合は登山というよりほぼハイキングですが、ふだんから登山GPSアプリ・YAMAPを活用中。
YAMAPから事前に地図をダウンロードしておけば、電波がなくても現在地がわかります。
「山歩きをはじめてみたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。
不入山
私が道迷いした方に出会ったのは、2、3年前。四国百名山の一つ、高知県・津野町にある標高約1,336mの不入山。

その日、私は登山しに行ったのではありません。
近くを通るついでに、以前から気になっていた“四万十川源流点“を見たくて寄っただけ。
もともとトレッキングシューズを持っていくことが多いので、おそらく靴はそれ。その日、足元を気にした記憶がありません。
登山用リュックもポールも持たず、小さな水筒が入るボディバック一つの軽装。
軽装とはっきり言えるのは、道迷いした方の装備を見て「この方も軽装なので登山者ではなさそう」と思ったから。
南側登山口
ここが登山口。私が行ったのは、新緑がまぶしい季節でした。

入口に箱があり、開けるとなにかある様子。

登山アプリから出してない場合、念のために入れておくと安心かも?

行き
『四万十川 源流の碑』右側から、スタート。

↓
ここで活動を開始を押す
山に慣れている方には、写真でもすぐ登山道がわかるでしょう。

こういう道を登ります。

山でよく見るピンクテープ。前は登山用と思っていましたが、

所轄の自治体、所有者が伐採目的などでつける場合があるようです。目印があると助かるものの、勝手につけてはいけないらしく、

過信しすぎは禁物
苔や濡れた岩肌も多く、滑りそうなところは鎖もあり、

時間の目安がわかると、助かります。

石を積んだケルンは、迷いやすい場所の目印になっています。

四万十川源流点
入口の標識では「源流点まで徒歩25分」となっていて、

YAMAPで現在の標高・経過時間を確認すると、約15分で到着。

山の水は冷たくて本当に気持ちよく、

以前、ここに小さな「源流点」の木の看板があったのですが、流されてしまったのか見つけられませんでした。

この地点から少し上に「源水点」があるらしく、この日も上を目指して登る登山者さんをお見かけしました。

出典元:四万十森林管理署標識より
私は登山ではなかったため、小休止した後、引き返します。
帰り
数日前に大雨が降ったようで、何ヶ所か水の流れている地点があり、

雨が降るといつも以上に滑りやすいので、注意しながら歩きます。

ケルンがあるということは、やはり迷いやすいのかも?

YAMAP
この辺りで急に数年前に会った、「道迷い」を思い出した私。
ピンクテープと実際の登山道を照合したくなって、YAMAP画面の記録を開始。(以下、無料会員でも使える機能の一部です)


出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)
・青線 私が通ってきた軌跡
・赤線 登山道
少し先へ進んだ地点ですが、

行きと帰りが同じ道なので、青線が重なっています。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)
別地点でも、私が歩いている登山道とYAMAPを照合したところ、

やはり、電波はなくても登山道を外れていないことがわかります。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)
下山時、気がつきました。このような看板を見ることは少ないため、実際に道迷いがあるのでしょう。

無事下山し、活動終了。YAMAPが「おつかれ山」と褒めてくれます。
ジブリみたいに緑の苔と水がきれいな山でした!

道迷いの怖さ
どの地点でお会いしたのか、わかりません。
例えば、右が本来の登山道。赤丸には、標識や赤テープが巻かれています。

ですが左側も通れそうで、踏み跡があるようにも見えませんか?
ここに限らず、「どこかで道が不明瞭になりやすい地点」がありそうですね。
とにかく、ゴツゴツした石がある斜面からいきなり人が現れ、忘れられないこの一言。

どこから来たんですか?
いやいや、そう尋ねたかったのは私。
でも、ふつうに山道を歩いている私を見つけてかなり驚いていたため、聞けませんでした。

もしや、長い時間迷っていた?
私はその方たちを源流点で見かけておらず、源水点や山頂へ行った後で道に迷ってしまったのかも?
ただし、この日は週末。
路肩に何台か車&バイクが停まっていました。
源流点から山へと上がっていく登山者(登山装備)を何人か見ており、私に会うまで山中でだれにも会わなかったのが不思議。
しかも、遭遇したのは登山口まで数分の地点。これが、“道迷いの怖さ“なのでしょう。
まとめ:道迷いを防ごう

不入山はところどころ標識があり、それを追って行けば源流点までなら迷いにくいはず。
ですが、ここに限らず、強風や倒木などをきっかけに標識がまちがった方向を指すこともあるかもしれません。
スマホの電池切れを考えると、本来なら地図読みが一番。私の場合、登ったことがある山へ行くことも多いため、今のところYAMAPのみ。
あの日、山で出会った方が本当にホッとした様子だったため、逆に「道迷いがどれだけ怖いか」という教訓を得る機会となりました。
私が意外と怖いと思うのは、油断しがちな低山の里山。自分がそうならないとは限りません。
「山歩きをはじめてみたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。


