西日本最高峰・石鎚山の近くにある、笹倉湿原。
“ 神の庭 “ と称される美しい湿原で、ふわふわ緑のウマスギゴケの群生地!
しかしながら、
・ウマスギゴケは非常に繊細な植物
・年々、笹に侵食されている
いつ幻になるかはわかりませんが、一度自分で確かめてみたかったのです!
急登を昭和の名曲で乗り越えつつ、紅葉まっさかりの時期に行ってみたところ。
ずっと私が行ってみたかった、笹倉湿原。
湿原の上に、ぽっかり広がる青い空間。静けさの中に神秘さが漂う、不思議な場所でした。
アクセス
まずは石鎚スカイライン途中にある、金山林道を入ります。

たまに車が停まっていますが、GoogleMapだと「金山橋」のすぐ手前。

駐車場
駐車場と明記されているわけではないものの、

金山橋のカーブ先が広くなっていて、身支度するにはちょうどいいです。

金山林道入口まで歩いて約1分
登山アプリの必要性
登山に慣れている方ならともかく、私のようにガチ登山者でない場合。
電波も入らない場所ですので、登山アプリから地図をダウンロードしておくことをおすすめします。
メジャーではない
笹倉湿原は石鎚山近く。でも、メジャーな場所ではありません。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)
金山林道が近くなればバイク音などは聞こえるものの、連休などでないと登山者自体少ないと思います。
見えたものが見えない
以前、私は道に迷った方に遭ったこともあり、単に「踏み跡を追ったつもりがこうなった」という話なんですが。

笹倉湿原からの帰り道、目印(五右衛門風呂)までの短い距離。
行きと同じ踏み跡をたどったつもり。でも実際は、

行きとは違う道を歩いていた

写真通りの場所で、以下のような感じではありません。
・見通しが悪い道だった
・背丈以上の笹に覆われていた
・天候が悪くて薄暗かった
景色から、なんとなく「行きとは違う道の違和感」を感じ、ピンクテープで修正したか登山アプリを見たか忘れました。
目印(五右衛門風呂)がすぐ出てきましたし、それ以降も踏み跡をたどって帰れています。
踏み跡いわば登山道って、いくつかあるのも当たり前といえば当たり前。
「行きには見える登山道が帰りは見えにくいってこういうことか」と思った出来事でした。
笹倉湿原

金山林道
入口にある、ピンクテープのついた鉄の鎖をまたいでスタート!

倒木などもありますが、これを除けるのも大変な作業だと思います。

山登りって、自己責任。落石や倒木などもありますので、

周囲に注意しながら安全登山
この先も「ひっくり返った大きな木の根」が道をふさいでいますが、

右側を通れます。

写真で伝わるかわかりませんが、とにかく巨木。

次、道をふさぐ大きく砕けた岩を通過し、

入口から約15分で堰が見えてきて、

先へ進むと、

私の足では約20分で、急登への入口に到着。

倒木などはあっても、ここまでは並行移動で来られます。

準備運動済ませた感じ
急登
オレンジ色のテープの看板から、本格的な登りがスタート!

ここに来る方はご存じの通り、湿原まで延々と急登ですが、

ピンクテープも多く、道の不明瞭さはほぼ感じにくい気がします。

途中、巨木の根元に、

松ぼっくりみたいなのが積まれていて、安全祈願がてら私も一つ置いてみました!

覚悟して来たとはいえ、

急登に次ぐ、急登。

「よっこらしょ」とロープを掴み、

笹の道をもくもくと進み、

太陽に照らされたヒメシャラの先に、
またもや、巨木を発見!
次に有名な?「セクハラの木」も出てきますし、
疲れている時こそ、「目印となる場所」があるだけで、

歩くモチベーションになります
急登にうんざり気味の私は、苔を愛でる余裕すらなかったものの、

太陽に照らされた緑の苔の谷って、非日常感にあふれていて神秘的!

身長を超える笹をかきわけ、
これまた、幹がぽっかり空洞の大きな倒木をくぐりぬけ、
わさびの沢に癒された後に、

裏返しの五右衛門風呂が見えてきたら、
そろそろ、笹倉湿原に到着です。

急登を乗り越える方法
ここまで、私の所要時間は約2時間。

出典元:YAMAPより(国土地理院の地図利用)
歩くのが遅いのに加えて、以下も影響。↓
・お茶休憩
・笹薮のたびに衣類着脱
しかしながら、乗り越えても乗り越えても出てくる急登。どうやって私が乗り越えたか?
急登のたびに私の頭に浮かんだのは、昭和の歌姫のあの名曲。
いい加減にしてえーーー

このフレーズ、5回は唄ったゾ
口にするとストレスが解放されるのか、足を動かす原動力になりました。良ければ試してみてくださいね。
神の庭
笹倉湿原には、午後12時前に到着。

秋のせいか少し茶色くなっているものの、ふわふわした緑の絨毯みたいで、

ぐるっと一周することもできますが、こんな感じ。

陽の当たる時間によるでしょうが、

南側から見る方が、より一層美しさを増したよう!

最初の場所へ戻って、いつものパスタでひと休憩。

3、4年越しにして、やっと笹倉湿原に来ることができましたが、

雨の多い時期だと、ウマスギゴケの美しさがより一層引き立つ気がします。
下り
行きは急登に気を取られがちでしたが、

目的を達成した安堵感から苔や、

木々の美しさを眺めながら下ります。

あの木の裏側ってこんな感じで、

茶色のヒメシャラって、やはり目を惹きますね!

滑りやすい下りこそ、この青いテープがありがたかったです。

行きは気づかないような小さな沢のすぐ前に、

ワニみたいな木があったので、

目玉を追加して帰りました!

そのほかにも、おもしろい形を探しながら先へ進み、

登山の安全祈願をした、

大きな木まで無事に戻って来られました。

気がつけばオレンジ色の看板まで来ていて、

小さな沢を渡り、

木々の隙間から秋の気配を感じていると、

だんだんと入口が近くなっています。

この水、透明感がすごいのがわかるでしょうか?

崩れ落ちた岩を通り、

道をふさいでいた根を通り抜けると、

金山林道入口に到着です。

まとめ:やっと来れた

西日本最高峰・石鎚山の近くにある、笹倉湿原。
昭和の名曲に励まされてやってきた私が見たのは、湿原の上に広がるぽっかりとした青い空間。
そして想像以上に美しい、ふわふわ緑のウマスギゴケ!
ずっと私が行ってみたかった、笹倉湿原。静けさの中に神秘さが漂う、不思議な場所でした。
