自然ゆたかな地域に住んでいる特権のひとつ。それは、川や海がきれいなこと。
梅雨が開ければ暑い夏がやってきて、そこへ行く機会がグッと増え。夏の恒例行事、『ガサガサ』の季節がやってきます!
川岸の草むらや磯の海藻をガサガサ揺らしたり、石を裏返したり。水の中に隠れている生きものを網で捕まえる遊び、『ガサガサ』。
今年の夏は、子供さんとの水遊び&夏の自由研究の観察がてら、水辺で生きものを探してみませんか?
今回は、実際に磯遊びしてきた様子をご紹介します。
磯遊びする前に
磯遊びする前に、確認するのは潮見表。

住んでいる地域で「潮見表」と検索すれば、適した日時(潮の状態・干潮時刻)が一目でわかります。
干潮の1時間前後は磯遊びがたっぷり楽しめるので、余裕を持っていくといいでしょう。
熱中症にならないように水分補給、日焼け止めも忘れずに!
また、岩場は意外ととがっています。ライフジャケットだけでなく、しっかりとしたアクアシューズや手袋があると安心ですね。
ゴンズイなど危険な生きものもいるので、気をつけましょう。
磯遊び

遊び方としては、川と同じ。
・海藻を網でガサガサ揺らす
・岩の下をガサガサする
・二つの網を使って追い込む

塩分のせいか、箱メガネの汚れのせいか、中にスマホを入れてもぼやけてしまい、箱メガネを通しては写真を撮っていません。
ですが、水中を見たり、バケツになったり大活躍です!
|
|
海藻をガサガサ
磯に落ちている海藻を網に入れてガサガサ揺らすだけでも、

生きものがくっついていることがあります。クモに似てるけど、カニですよね?

岩の表面や下
生きものを傷つけないように、やさしく海藻を揺すってみましょう!

海藻にはだいたい、エビがたくさん隠れているんです。

小さなエビが入っているのがわかりますか?

少し揺すっただけでこんな感じ。

自由研究で観察するなら、四角い観察ケースが見やすいかも!
捕まえ方
魚を捕まえるために私が使うのは、網のみ。

観察したら、生きものが弱らないうちに水に放します。

小さくてもかなり素早く、岩に隠れてしまいます。また、磯はゴツゴツしていて複雑。魚などが入り込むとなかなか捕れません。

川魚と同じく、周囲と同じような色をしていますね。

片方の網を揺らして、反対へ逃げた魚を捕まえてはさみ撃ち。

網1本よりこちらの方が捕まえられる確率が高いです。

これは、ハゼでしょうか?

海辺の生きもの
短時間でも、潮だまりでいろんな生き物が見られます。
フナムシ

ウニ

クロナマコ

赤ウニ

カニ

ヤドカリ

どこにいるか、わかりますか?

さっきのカニと違ってもじゃもじゃ。まるで、海辺のナマケモノみたいですね!

海苔容器で水族館
意外と活躍するのが、空いた海苔容器。小さな水族館が出来ました。







まとめ:海辺の生きもの

タコやウミウシなど、海辺の生きものはまだまだたくさんいます!名前がよくわからない生きものや、毒のある危険な生きものも。
図鑑を片手に潮だまりに行ってみるのも楽しいかも!
梅雨が開ければ、あつーい夏の到来。
子供さんとの水遊び&夏の自由研究の観察がてら、『ガサガサ』してみませんか?
くれぐれもライフジャケット着用など安全に配慮しつつ、夏を楽しみましょう!



