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【侍タイムスリッパー】観てよかった映画。カラクリみたいにおもしろい!

時事ハック

今、話題の映画。『侍タイムスリッパー』をご存じでしょうか?

低予算&自主制作の映画に、「脚本がおもしろい!」と東映京都撮影所や殺陣の役者さんが協力&出演したという背景。

思わず興味が湧きました!

内容をさらっというと、「現代にタイムスリップしてきた侍が、時代劇の斬られ役になる話」。

ですが、ストーリーがカラクリみたいで、とにかく斬新&おもしろい!

じんわり、クスッと笑えるコミカルな部分もたびたび登場。そうかと思えば、ほんわかした雰囲気や心にグッと刺さる場面。

やがて、最後の殺陣のシーン。観客一同、息を止めて見守りたくなります!

今回は、『侍タイムスリッパー』をご紹介します。

ネタバレ部分がありますので、ご了承ください
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内容

幕末の京都。会津藩士・高坂新左衛門が仲間と二人、長州藩士と一戦を交えようとする夜。

雨が降りはじめ、互いの刀と刀がカンっと当たり、夜の闇に光ります。やがて、夜空に白く走る稲妻に打たれます。

目が覚めてみると、高坂は侍の格好のまま、現代にタイムスリップ。しかも、場所は京都の時代劇撮影所。

そこで、斬られ役として成長していきます。

やがて、“10年前に時代劇を捨てた名優“からなぜか声が掛かり。「貴殿でなければ」と、時代劇映画の準主役に抜擢されるのです。

その後も意外な展開が続き、最後にはハラハラさせられる殺陣のシーン。

大袈裟かもしれませんが、映画を観ている観客一同、思わず息を止めて結末を見守る一体感!

映画の最後には“第三の武士が現る?“と、とにかくストーリーが新鮮&あっという間の2時間です。

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感想

全編を通して、高坂の人柄や登場人物に好感を持てる感じ。(以下、個人的見解になります)

高坂の実直&控えめな人柄に、映画を観る私たちだけでなく、映画のなかの高坂に関わる人物たちも魅了されはじめます。

ちょんまげを切って、現代社会に合わせて短髪に切ったシーンでは、映画を観ている観客席から「おっ」という声も聞こえるほど。

映画を観ている私たちも高坂の成長を見守る感じ?

高坂のまわりの人間は、「侍になり切った変わった人」と思っているのですが、実はそうでない!そういう場面にも、思わずクスッと笑いがこぼれてしまいますよ。

でも、そんなシーンばかりでもありません。感情の強弱が生まれるような場面も多々出てきます。

例えば。高坂が「本物の刀で演じたい」と監督に申し出るシーン。

無念な気持ちで死んでいった“ 過去の会津藩士の死 “を思い、あえて相手(風見)と決着をつけたいという高坂の熱い思い。

また、それに応える風見の姿にもグッとくるものを感じるでしょう。

やがて、「侍がいる」という映画スタッフのセリフのなか。高坂と風見が決着をつける、とても緊迫した場面が出てきます。

映画を観ている私たち観客も思わず息を止め、最後までどうなることやらとハラハラ。気が抜けません!

このシーンは、監督自身の「時代劇への熱い想い」を集約しているような気がしました。

私が子どもの頃には、「◯曜日の◯時には時代劇」というのが鉄板。定番のセリフ&音楽と共に、最後には悪者が善人にやっつけられるという感じ。

残念ながら、今はそういう時代劇ってなくなってしまいましたよね。

この映画を観たあと、「久しぶりに必殺シリーズを探してみようかな?」という気持ちになりました。

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まとめ:カラクリみたいにおもしろい!

個人的には、『侍タイムスリッパー』は、本当に期待以上の映画。

時代劇愛に溢れているというか、とにかく、本が秀逸!映画を観た観客が、「笑顔で席をあとにできる」満足度の高い映画ではないでしょうか。

もともとは低予算&自主制作の映画で単館上映だったよう。

それが、話題に話題を呼んで全国展開中!お近くの映画館でやっているならば、ぜひ足を運んでみてくださいね。

今回は、『侍タイムスリッパー』をご紹介しました。

 

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